一般病院は1990年の9022病院をピークに減少しつづけ、2005年には7952病院と、8000病院を割りました。 これを病床数でみても、127万3859床(1990年)から90万4199床(2005年)に減少しています。意外に思われるかもしれませんが、かなり多くの病院が消えているのです。今後も病院（床）減少の勢いは止まりません。これから数年間、急性期病院の生き残り競争が行われ、競争に負けた病院はリハビリ病院や介護施設に転換することになります。一方、患者さんも"規模"ではなく、"疾患・症状ごと"に医療機関を選択するようになりました。2007年度から医療機能情報提供制度がスタートし、"ランキング本"を購入しなくても医療機関選びができるようになります。今後は、"柱"がない医療機関は患者から選ばれなくなります。また、「儲かっている」と見られている開業医、調剤薬局の報酬も、在宅医療などに取り組まないと下げられるようになります。このような流れを分かりやすくお話しします。